2008年11月17日紙面より
プロ入り初サヨナラホームラン・猛打賞etc...
平田:700万UPの1600万でサイン!!
久本は、ダウン・小田は、アップでサイン。 ドラ選手続々契約更改
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中日の契約更改交渉が16日、ナゴヤ球場に隣接する合宿所で行われた。3年目の平田良介外野手(20)は700万円アップの来季年俸1600万円でサイン。77・8%の大幅昇給に、中堅の定位置奪取へ決意を新たにした。左ひじ痛で1軍登板なしに終わった久本祐一投手(29)は、本人の了承が必要な25%を超える28・6%(800万円)ダウンの2000万円でサインした。
3年目で大きく飛躍した平田は大幅アップを勝ち取った。「思っていた金額より多かった。速攻で判を押しました」。700万円増の1600万円に大喜びで一発サイン。来季へ向けては、堂々とレギュラー獲りを宣言した。
最初の2年間では計5試合しか出場できなかったが、今季は一気に59試合で出番を得た。球団側からはコンスタントに1軍で貢献したことや、4割3分8厘をマークした得点圏打率を高く評価されたという。平田は「『プロ野球』をしっかり体験できた」と充実の一年間を振り返る。
成長のスピードを鈍らせないために、オフの間も手を緩めない。「今年は疲れでしっかり打てない時期があった。疲労がたまってもしっかり振れるだけの体力を付けたい」。秋季練習が終わった後は地元・大阪などで自主トレを続行。「今の秋季練習の最後にやっている1時間走を続けたい。下半身がどっしりする」と主に走り込みで体力アップを図る予定だ。
来季は森野の“内野専従”で空く中堅のポジションに名乗りを上げる。「代打じゃなく、スタメンで出たい。そのためにはバンバン打つしかない」。開花の兆しを見せている打撃をさらにアピールし小池、藤井、ドラフト1位指名の野本(日本通運)らとの競争を制す意気込み。いよいよ竜の主軸を本気で狙うときがやってきた。 (木村尚公)
◆久本は800万円ダウン
大減俸の契約書にハンコを押した久本が、晴れやかな顔で話した。「仕方ないです。1試合も投げてないですから」。左ひじ痛でシーズン登板ゼロ。提示された28・6%の減俸にサインした。
本人の了承が必要な25%以上の減俸。事前通達はあった。「ボクはもともと結果を出せなかったときは何も言わずにサインする、という考えなんです」。悩むことなく、潔く受け入れた。
プロ入り7年目にして初の1軍登板なし。大減俸。なのに、明るく振る舞える。「手応えはあります」。失地回復への確かな感触がある。「あのまま治らずにオフに入っていたら不安になっていたと思う。だけど、宮崎(でのフェニックス・リーグ)やきのう(15日)の紅白戦で投げられたことが大きかった」。1軍には間に合わなかったが、左ひじは完治し、実戦復帰している。
プロ入りから抱き続ける目標もある。「自主トレのときから、中継ぎではなく先発という気持ちを持ってやっています。その気持ちはずっと変わらないです」。キャリアのほとんどが救援だが、先発のイスをあきらめたことはない。
先発としての能力も買われている。左ひじ痛で棒に振った今年、けがをするまでは森バッテリーチーフコーチの先発構想の1人に入っていた。秋季練習の前半、1軍で活躍した投手たちが集められた阿久比組に抜てきされた。給料を取り返す下地はしっかりある。 (生駒泰大)
◆小田、体張って200万円増
小田が200万円増の3100万円でサインした。「体を張ったこと、命を張ったことと、もっとできるという評価だと思う」。昇給のポイントとなったのは名誉の負傷だった。6月21日のロッテ戦、本塁クロスプレーでブロックし、左ひざを痛め、1カ月間戦列を離れた。その離脱は勇気ある“公傷”扱い。正捕手取りへ正念場となる来季、「死ぬ気でやる」と、決意を語った。











